第33章 残酷な時間
俺はまぁが何を言ってるのか理解できなかった…。
コロ先生に?俺に?向かって言った言葉の後、まぁの桃色の瞳が血の赤に染まり、首元からは何故か深い紅色の触手を生やし、次の瞬間にはコロ先生に襲いかかっていた。
『パパを…ママを殺した化け物が!!!
死んで償って…!ね?コロ先生!』
コロ『まぁさん…。』
コロ先生の触手と足がまぁによって数本切り落とされる。
『先生の弱点って心臓なんだってね!パパやママが流した真っ赤なこの触手で私が貫いてあげるよ!!』
コロ『まぁさん、どこでその触手を手に入れたか知りませんが、それは君の命を縮めることになる!
今すぐ抜かなければ君の命は…。』
カルマ『まぁ!!頼む!コロ先生の言う事聞いて。』
『お兄ちゃん…。私、もうお兄ちゃんの事考えなくていいの…。お兄ちゃんの事、好きになればなるほど、もう触手が余計な事は考えるなって言って脳みそが締め付けられるほど痛くなるの!
でもね、もうその必要はないんだ!
シロにね、感情を殺す薬を打ってもらったから!!
私、やっと復讐だけに専念できる!!!』
カルマ『まぁ…。一体誰が…シロって…。』