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風向きが変わったら【ヒロアカ】
第6章 似せたんだから当たり前
「このマントヤバくない?」
そう言って、自身の着用するコスチュームのマントを逢坂に見せつけてきた青山に、向は目を丸くして、一瞬コメントに悩んだ。
どうやら何らかのコメントを貰うまで側を離れるつもりがないらしい青山は、向が視線を前に戻した後も、視界の端に見切れて存在をアピールしてくる。
一応答えるつもりではあったので、出来る限り柔らかい言葉を選び、質問を返すことにした。
『キミ誰だっけ』
「ノンッ!?キラメキが止まらない青山優雅だよっ!」
話は、15分前に遡る。
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