第7章 宮侑side2
振り返る彼女
「その声はさっきの人かい?」
侑
「そうや。俺の名前教えてなかったな、宮侑や」
「宮侑、いい名前だねぇ」
侑
「さっきの男は…彼氏か?」
「いや違うよ」
よかった…いやよかったってなんやねん
侑
「俺らこれから試合やねん」
「ほぉ?そうかい、なら見ないとだね」
侑
「見てくれるんか?」
「もちろんだよ。あんなに親切にしてくれたんだ、さぞかし強いだろうね」
侑
「あぁ、俺らは強いで」
彼女と話していると不思議な気持ちになる。
今まで話した女とは全然違くて、胸が熱くなる