• テキストサイズ

【暗殺教室】支配者の愛

第2章 過去の時間


学峯『みなさん、おはようございます。え〜、A組の担任の先生が産休に入られたので、本日から私がこのクラスの担任になります。』


ひなの『まぁ、やったね!』隣の席のひなのが私に小声で話す。


『いや、タイプではあるけど、恋愛の好きではないからね!』


学峯『桃色さん、倉橋さん、ホームルーム中は静かにして下さいね。』


落ち着いた声でそう言われる。


『すみません…。』


1時間目が終わり、教室を出ようとする理事長先生を追いかける。


『理事長先生…。さっきはすみませんでした。』



学峯『いや、みんなの手前注意はしたけど、怒ったわけではないからね。』


そう言って廊下を歩いて行く。


ひなの『優しいねぇ〜!』


その様子を見ていた浅野君がボソっとつぶやく。


『偽善者面もいいところだ…。』






理事長先生の授業はとても分かりやすい。

けど、早過ぎて板書に追いつくのが大変だ。



学峯『では、今日の授業はここまで。分からないところがあればいつでも聞いて下さい。』




『腕がつりそうだ…。』


ひなの『私なんか間に合わなかったよ〜。まぁ、ノート借りてもいい?』


『いいよ!はいっ!』






放課後。

ひなのは、掃除当番があるため、私は1人校門へ向かう廊下を歩いていると…。


『理事長先生!』


学峯『あぁ。桃色さん。気をつけて帰って下さいね。』


『はいっ!さようなら。』


学峯『さようなら。』





中学生活が半年を過ぎる頃には、私は学校生活が大好きになっていた。
/ 46ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp