第6章 恥辱の時間
自分のベッドに寝転ぶ。
早退…しちゃった。
スマホを開く。ひなのからメッセージが入っている。
【まぁ、大丈夫?5時間目の体育しんどかったよー。
6時間目は、理事長先生の小テスト、すっごく難しくて…。まぁは、明日補習があるみたいだから、放課後理事長先生のところに行ってね!】
どうしよ…。
嫌な予感しかしない。でも、ちゃんとした理由がある。
そう自分に言い聞かせ、早めに眠りにつく。
翌日ーー。
6時間目が終わり、帰りのホームルームが行われる。
学峯『では、以上です。
あと、桃色さんは、昨日の小テストをしてもらうので、この後残って下さい。では、また明日。』
ひなの『じゃあ、まぁ頑張ってね!』
ひなのが帰っていく。
理事長先生が私の席に来る。
耳元でそっと囁く。
『体調は大丈夫ですか?理事長室で待っています。』