第5章 支配の時間 〜2時間目〜
放課後ーー。
再び理事長室をノックする。
『どうぞ…。』
『失礼します。』
理事長室に入ると、理事長先生は椅子から立ち上がり、
『こちらに来て下さい。』と言う。
言われた通り、理事長先生の前に行く。
学峯『君には今日から、保健体育の授業をします。
きちんとした知識を身につけてもらう。それが個別授業です。』
どういう…意味?
学峯『ではまず、服を脱いで下さい。』
『えっ…?今、なんて…?』
学峯『聞こえませんでしたか?服を脱いで下さいと言ったんです。』
『いや、意味が分かりません…。』
学峯『そうですか。では…。』
そう言うと、理事長先生は、私の両手首を片手で掴み、胸元のボタンを外していく。
『やっ…理事長先生、やめて!』
ブラウスを剥ぎ取られ、下着が露わになる。
構わずスカートが降ろされ、私は下着姿になる。
『こんな事して、許されると思ってるんですか?』
学峯『誰に許されると?私がこの学校の支配者だというのに。さぁ、授業をはじめましょう。』
唇に熱を感じた。
えっ…。うそっ…。
頭が理解した時には、厚い肉塊が私の口内に侵食する。
私の舌を見つけると、執拗に絡め、吸い、全てを支配するように思考を奪っていく。
はぁ…はぁ…はぁ…。
息ができずにいた私は、唇が離れた瞬間、小刻みに息をする。
学峯『おや…はじめてでしたか?』
私は赤くなる顔で今できる精一杯で理事長先生を睨みつける。
学峯『それは、逆効果です。桃色さん。そんな大きな瞳に、赤く火照った顔をして睨んだところで、さらに男を欲情させるだけのこと。』