• テキストサイズ

*空*和也*

第1章 *空*


.


.


.


今日も何も言えなくて


.


ただ和くんの家に行って帰ってきただけ


.


.


.


このまま2人一緒にいてもいいの?


.


あたしの事スキじゃないのなら・・


.


.


離れよう


.


そう思って・・


.


.


.


だけど会うと別れは切り出せなくて・・


.


.


.


.


和くん家の帰り道にある


.


小さい公園のブランコに座った


.


.


ここからかろうじて和くん家のベランダが見える


.


.


上から1・2・3・4・5・・・・


.


.


あれかな


.


電気が点いてる


.


.


.


ブランコをゆっくり揺らしてみると


.


風が吹いて気持ちがいい


.


.


.


もう少し大きめに揺らすと


.


.


・・・気持ち悪い・・


.


.


.


ブランコをとめて顔を上げる


.


.


.


1・2・3・4・5・・・・あれ?


.


電気消えてる?・・・


なんで?・・・


.


.


.


.


.


わかんない


.


帰ろ


.


.


.


立ち上がってスカートの裾をはたいてたら


.


.


公園の前の狭い道路を車が通って


.


.


街灯が運転している和くんを照らした・・・


.


.
/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp