第21章 体育祭の時間。
『理事長先生、来て下さい。』
お題の紙を見せて、私は理事長先生に声をかける。
学峯『かまいませんよ…。』
そして、理事長先生の手を握る。
やばい…死にそうだ。
前原『まぁちゃん、顔死んでるな。』
渚『せめてもう1つはマシなお題ならいいんだけど…』
カルマ『あれはキツイね…あとで慰めてあげなきゃ。』
私は、理事長先生と、学秀の元へ向かう。
『浅野君、来て…』
同じようにお題の紙を見せる。
学秀『……分かった。』
右手に理事長、左手に生徒会長を引き連れ、私はゴールする。
順位は1位だったけれど、フラフラとE組の席に戻る。
ひなの『まぁ、災難だったね…。』
前原『あぁ…。見てるだけで悲壮さが伝わってきたよ。』
カルマ『まぁ、俺が心のケアしてあげるから、ちょっと席外そうかぁ〜!』
そう言って、私を引き寄せる。
『カルマ、ちょっとこのまま休憩させて。』ペタッとそのままカルマにもたれる。
カルマ『!!!…そんな事されたら、俺、ほんとに離さないよ?』
キスしたくなっちゃうじゃんか…。
ひなの『まぁ〜、そろそろお昼だから、お弁当食べに行こうね〜!』
カルマ『倉橋ちゃん、まぁとらないでよ。』
ひなの『まぁは私の親友だからねぇ〜!』
そう言って、フラフラの私を引っ張っていった。