第1章 幼馴染は、生徒会長
女子A『ねぇ!ちょっと覗きに行こうよ!』
女子B『絶対、あれ告白でしょ?』
女子A『いいなぁ。私もそぉゆうのされたぁい!』
恋愛話か。
思春期なら当然ではあるが、僕には関係のないことだ。
勉強の妨げになるようなものは今は必要ない。
女子A『桃宮さん、okするのかな?』
女子B『入学して1ヶ月経たずしてカップル成立?キャー!』
なにっ………?!
気づいた時には女子生徒に場所を聞き、走り出していた。
渡り廊下。
男子A『入学式から一目惚れしてました!
付き合って下さい!』
『あの…、気持ちは嬉しいんだけど、私、あなたの事全然知らないし、ごめんなさい。』
そう言って申し訳なさそうに頭を下げる。
男子A『そうだよね…。けど、諦めないから!クラスは違うけど、友達として俺の事知っていってほしい!』
どうしよう…。クラスは違っても同級生だし、友達を断るのは…。
学秀『まぁ!』
『学秀!あの、今ちょっと…』
学秀『悪いが、彼女は僕と交際している。諦めてもらえるかな?』
男子生徒は、『彼氏いるなら、そんな曖昧な言い方しないでよ…』と言い、去って行った。