第1章 幼馴染は、生徒会長
ー入学して2週間ほどたったある日ー
放課後、トイレに行ったっきり戻ってこないまぁに、心の中で、まぁはどこへ行ったんだ…と疑問を抱きつつ教室で待っていると。
クラスメイトの赤羽カルマと潮田渚が会話をしながら教室に入ってきた。
赤羽『あれぇ〜?浅野君、まだ帰らないの?』
学秀『人を待っているんだ。』
渚『あっ、きっと桃宮さんを待ってるんだよ。』
赤羽『あぁ、あの可愛いロングヘアの子かぁ。』
渚『じゃあね、浅野君。』
学秀『あぁ。』
まぁの事は、昔から可愛い部類とは思っていたが、やはり他人から見てもそうなのか。と納得しながら机に腰掛ける。
廊下から女子生徒の会話が聞こえた。