第31章 カルマオチ④
カルマはフッと笑うとワイヤーを切り自身の身なりを整える。
カルマ『負けたよ…。』
その言葉にみんなが駆け寄る。
岡島『おいっ……。お前ら一体何がどうなって決着ついたんだ?』
片岡『ビッチ先生が絶対見るなっていうから行かなかったけど、説明してよね!』
前原『ってか、まさかビッチ先生と思ってた人がまぁちゃんだったなんて…。』
ビッチ『そうよ…。おかげで私、このタコの足の隙間にいたんだからね!』
中村『で、何でさっきからまぁは一言も喋らないの?』
カルマ『あぁ〜、それはね、喋らないんじゃなくって喋れないんだよぉ』
まぁ『……………!』
ビッチ『あんたまさか、まだあるの?』
ビッチ先生が私を連れてみんなから距離を取ると、耳元でそっとつぶやく。
ビッチ『飲み込みなさい…。』
まぁ『ん〜ん〜!(無〜理〜!)』
ビッチ『じゃあ、あんたどうすんの?それ。まさか愛するカルマのモノなのに出すなんてできないでしょ?
さぁ、飲み込みめぇ〜!!』
ビッチ先生に脇腹をこそばされ、コクンッ………!
『きゃ〜!!!』
ビッチ『やるじゃない!カルマ、愛する彼女がここまでしたんだから、あんたも浅野とのこと、許してあげなさい。』
真っ赤な顔でカルマを見る…。
カルマ『いやぁ〜、さすがにあんな事された後じゃ怒ってたことすら忘れちゃうよ。』
E組(一体何をしたんだー!!?)
カルマ『約束だからちゃんと言うこと聞くよ。コロ先生を助けたいんでしょ?』
『いいの…?ありがと!』
カルマ『さ、早く家帰って続きしようね、どエロいまぁちゃん!』
『お許し下さい…。』
カルマ『じゃあ、どうやって勝ったかみんなに話ちゃおっかなぁ?』
『家に行きます…』
なにはともあれ私たちの意見は決まった。