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【テニプリ】闇菊/番外編【R18】

第3章 【お着替えぬいぐるみ発売記念】菊丸英二/夢主




「英二くんの・・・お着替えヌイ・・・!?」


璃音が突然そう呟いたと思ったら、持っていた携帯をポトリと落とす。
なんだー?と思ってみると、慌てて落とした携帯を拾い、すごい勢いでなにやら検索を始めた。


あぁ、今年のお着替えヌイはオレがラインナップされてたっけ・・・
情報解禁されたんだなー、なんて、目の色を変えて携帯画面を見つめる璃音を微笑ましく眺める。


この話を聞いた時から、ぬいぐるみ好きの璃音が喜ぶだろうなって、この瞬間をずっと楽しみにしてきた。
ちょうど一緒にいられる時に解禁になって本当に良かった、なんてその瞬間に立ち会えたことを嬉しく思う。


「・・・上限5で1人10回まで注文可能・・・え?待って・・・あ、未成年も親の同意があれば大丈夫・・・じゃあソラの分と合わせて20回買えるから・・・」
「ちょい待ち!璃音、いくらなんでも100個もいらないからね!」
「はっ!あ・・・えっと・・・」
「今、絶対100個買うつもりだったでしょ!璃音のお金だからどう使おうと璃音の自由だけど、100個あっても保管場所に困るよっ!」


う・・・、オレのその言葉に璃音が口篭る。
それはそうですけど・・・でも、ヌイ英二くん沢山欲しい・・・なんて小さくなって反論する様子に、相変わらずオレのこと大好きオーラ全開で愛しさが爆発する。


にゃーって勢いよく抱きつくと頬にキスをする。


「大体、璃音には本物のオレがいるじゃん?」
「そ、それとこれとは別物ですよ・・・」
「でも絶対100はいらないよん、1個でもその子が特別ならいいじゃん?オレの大五郎も大五郎だけだけど、他に変わりなんかない特別!」


しゅんとしてしまった璃音が、じゃあ・・・そうチラリと視線だけでオレの顔をみあげる。
5人だけ・・・、その様子が可愛くて、ブハッと吹き出してしまう。


まぁ、100個からくらべたら、思いっきったよにゃ。
よしよしと腕の中で頭を撫でると、璃音は嬉しそうにオレの胸に頬ずりをした。

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