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MONSTERA.

第5章 わらしべ長者





ジジイの口からSMと聞いた瞬間…


気まずい青春時代の記憶が蘇った。









(遠い昔の記憶か……

よくあの家に居てグレなかったな…俺…)









ジジイ
「お若いの…ありがとよぉ……

お礼になるか分からんが…

これを受け取ってくれぃ」









陽炎
「…?」









ジジイはズボンのポケットから、


ポケットティッシュのような物を取り出し、


俺に渡してきた。








陽炎
「これ…なんです?」








ジジイ
「婆さんがよう使わんようになったもんだ。

持っていれば"おなご"にモテるのは間違いないぞ。

ほら、受け取った受け取った…」









陽炎
「………」







よく分からないけど、受け取った。








ジジイ
「それじゃワシはこれで…」








ジジイはまた水田へと向かって歩き出した。










陽炎
「…ジジイ…頑張れよ…」










俺は急いで支度を整えると、


ジジイを横目に急ぎ足で配達先の家に向かう。









"トコトコトコ…"








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