第4章 隣の芝はなんとやら
一階に着くと、布団屋の女が待っていた。
陽炎
「待たせたね、行こっか。」
2人で布団屋に向かって歩き出す。
?
「あの…さっき父から聞いたんだけど…
今日都会から引っ越してきたんですよね?」
陽炎
「そうだけど。」
?
「…都会はどんなところ?
やっぱり、田舎とは違うよね💦」
(なにこの子…凄く…いちいち可愛い。)
陽炎
「違うよ。やっぱり。」
?
「いいなぁー、田舎なんてやることなくて
みーな10代で結婚…出産…夢ないよね´д` ;」
陽炎
「……」
(母さんて確か俺を生んだのが18の時だっけ…
幸せそうに見えたけど、本当はそうでもなかったのか?)
?
「そーだ、わたしまだ貴方に自己紹介してないね。」
(してないね。)
?
「わたしは、千鶴。ちづるって呼び捨てで良いよ、
歳…ちかそうだし。」
陽炎
「それなら俺のことも呼び捨てで呼んで良いよ。」
千鶴
「…わかった。陽炎だよね?
さっき伝票に書いてあったから。」
陽炎
「そう。」
前方にもう商店街の灯りが見えてきた。
(小林2と来た時はもっと遠くに感じたけど、
そうでもないんだな。
小林2マジックか…頭にくるな。)
千鶴
「陽炎…」
陽炎
「なに?」
千鶴
「…陽炎はこの村に来たばかりだから
分からないと思うけど…
この村には長い間続けられてる儀式があるの。
男は関係ないんけどね…」
(んん?突然なんだ?)