第12章 俺は私
?
「自分の子供が生け贄になるのを、
黙っていられる親なんて何処にいるんですか!!」
震えた声だけど、
懸命に反論するちづる母。
村長
「何を偉そうに…足も良くねえでぇ…
まともな生活をちづるにさせて来なかったあんたが
よくもまぁ…言えたもんだで…」
まるで虫ケラをみるような目でちづる母を見る村長
(なんてことを!!)
陽炎
「 …ッ…… 」
俺は我慢出来そうになくて、
村長を殴ってやろうと身体を動かした瞬間…
"ギュッ"
ちづる母が俺を強く抱きとめ
首を横に振った。
(なんで!?)