第6章 壁
〜深夜2時〜
布団の上で本を読んでいる俺に、
泣き止んだ小林2が顔を手で覆ったまま話しかけてきた。
ちづる
「…いつも迷惑かけて…ごめんなさい。」
陽炎
「…ほんとだねー…」
あえて本を閉じずにこたえる。
ちづる
「……陽炎さん……」
陽炎
「んー?」
ちづる
「私の顔…どう思います??」
陽炎
「ん…あんまり好みじゃないかなー」
ちづる
「……陽炎さん……」
陽炎
「んー?」
ちづる
「本読むのやめて、私を見てくれませんか?」
陽炎
「なんど見ても変わらないと思うけど……」
俺は視線を本から小林2に移した。
ちづる
「……どうですか…」