第7章 hands

「…かず？体、大丈夫？」


「うん…」


コトが終わって後処理を翔くんが済ませてくれる


「掻き出すよ…？」


「ん、ん、ぅ…っ…」


大きく開いた足の間


目の前の翔くんが蕾に指先を入れてナカに残った二度放たれた翔くんの証を掻き出していく


俺の内壁を掻く指先にまで優しさを感じてしまう


「はい、出たよ…」


「あ、ありがと…っ」


後処理してくれるのは嬉しいんだけどまだ恥ずかしいな…


「かーず？どした？」


「なんでもない…」


横に来て腕枕をしてくれる翔くんの腕の中で快楽の余韻に少し酔い痴れた


「ちょっと今日のエッチ強すぎたかな…ごめん」


「ん〜ん…気持ちよかったから…平気」


ぼんやりする俺の頬に綺麗な翔くんの指先が触れる


優しく撫でるその指先にまた幸せが押し寄せてくる


「かず？」


頬に触れた手に俺のものを重ねてニギニギと触れて指先にキスをすると翔くんがふふっと微笑んで少し真面目な顔になってから言った


「かず…これから電車は乗るなよ？」


「うん…」


「行ける時は迎えにいくし、迎えに行けない時はタクシー使えばいいしさ？」