第4章 嫉妬と好物と幸福と
「ぁ、あんっ、かず…っ、ぁ…っ」
俺の下で揺れる智が快楽に顔を歪めていく
智は潤くんにからかわれたってこと気づいてないんだろうな
純粋に俺を喜ばせようとしたんだろうけど、潤くんはきっと『内緒にしとけ』って言い聞かせて俺の反応を楽しんでるに違いない
してやられた…
なんか仕返ししてやりたいな…
「っは、ぁ…かず…?どうしたの…?」
腰の動きが止まった俺を少し潤んだ瞳で見上げてくる
まぁでも一緒に帰るって約束してたのにそれを無下にした智も軽いお仕置きが必要かな…
「なぁ…お前、俺がヤキモチ妬いたりすんの好き?」
俺の急な質問に少し戸惑って考え口を開く
「…あの、情けないかずの顔が見れるなら、たまにはいいかも…?」
さっきの俺をまた揶揄するようなことを言う
はい、お仕置き決定〜!
「また隠し事したら、さっきみたいに無理矢理するけど…?」
先だけ残るギリギリまで腰を引いて止めていた動きを最奥を穿つ大きな抽送を繰り返す
「んんっ、ぁ、あっ…それ、は…っ、嫌…っんぅっ、ダメ…ぁ、イ、く…っ」
全身小刻みに震えたかと思うと腹に白濁をまき散らした
それでも止めない抽送
「っ、イッ…た、からぁ…ぁん、あっ…ひっ…ん…っ、んぅっ…」
「っ、ふぅ…からかったから待ってやらない♡」
グッと最奥を突いた後ナカに熱を放つ
「あ、あっ…はぁ…」
恍惚な表情で肩で息をする智の頬を撫でながら潤くんにどう仕返ししてやろうかと考えていた
しばらくして思いついた仕返しにニヤリと笑う
俺の表情に戸惑う智
「…ふぇ?なに…?」
「…秘密♪」
覚悟しろ、潤くん♡
幸福感でいっぱいの中、次に潤くんと会う時が楽しみでニヤニヤが止まらない俺だった
- end -