第27章 感謝感激Love嵐ーDear.Jー
「気持ちい〜いぃ〜!!!」
見渡す限りの青に染まる一面の中
相葉くんの大きな声が響く
両腕広げてホント、気持ち良さそう
「うっさい、あいばか!」
「えー、いいじゃぁ〜ん!ここなら周り気にしなくていいんだしさぁ〜」
たしかに、ここなら周り気にしなくていいわ
今、俺たち5人は船長リーダーの運転のもと、穏やかなさざ波と海鳥の鳴き声だけが聞こえる大海原の上にいた
以前、収録中に漏らした『船に乗りたい』
まさかこんなに早く叶うとは…
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24時間と、大阪公演と立て続けに大きな仕事を控えていたある日
『ねぇまちゅじゅん?9月の頭、1日オフ…ある?』
楽屋でパソコンとにらめっこしてる俺にリーダーが声をかけてきた
『あるけどいつだったかな…マネに確認してくれたらわかるはずだけど?』
『じゃあ、その休みの日、1日空けておいて?』
タイピングしていた指が自然と止まる
『え、何?飲みにでも連れてってくれんの?』
『ん〜飲みもするけど…まちゅじゅんの誕生日会、開催しようってみんなで話してて』
周りを見回すと各々したいことをしていたはずのみんなが俺に視線を向けていて、静かにうんうんと頷いていた