第25章 ♡のQueenは♢もお好き
『かずちゃん、おっきくなったら…
おっきくなったらおれのおよめさんに
なってくれる…?』
『え~…でもボク…
じゅんくんもすきだし、
しょうくんもすきだし…』
『じゃぁかずはおれのおよめさんだ!』
『じゅん!かってにきめるな!』
『そうだよ!かずはおれのおよめさんに…』
『しょうもかってにきめるな~!!』
『ちょっと、みんな…けんかしないで?』
『あ…ごめん』
『ごめん!けんかなんてしないから…』
『うん…みんな、けんかしちゃ…やだよ?』
『けんかしない!みんななかよし!な?』
『『うん!』』
『でもおよめさんにはなってほしいな…』
『だれかのおよめさんにしかなれないから…
かずちゃん、きめて?』
『ん~とね…じゃぁね、ボク…
いちばんおかねもちのひとと
けっこんする』
『え…?おかねもち…?』
『だって、おかねないといきてけないもん!』
『わかった!
じゃあがんばっておかねもちになる!』
『おれもまけないぞっ』
『おれだって!!』
『かず~!もう出発するわよ?』
『ママがよんでる…もういかなきゃ…。
ボクたち、またあえるよね…?』
『あえるよ!ぜったい、あえる!!』
『やくそく!ゆびきり、ね?』
『うん!』
『『『『 ゆびきりげんまん、
うっそついたら、は〜りせんぼん、
の~ます!ゆびきった! 』』』』
『かず~、もう時間がないから!!』
『ごめんなさい!もういく~』
『げんきでね!』
『うん、みんなばいばい…っ』