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台風のちに快晴、そして虹 【気象系BL】

第21章 バズりNight!



「まさかここまで言っても伝わらないの…?」
「え、マジで…?」
「鈍感にもほどがあるでしょ…」
「智くん…本当にまだわからないの…?」

わかる?何を??
好き?好きって…何が???

「翔くんはわかってるの…?」

俺の問いかけに頷く

それでも俺はわからなくて
見慣れた顔を順々に見つめていく

苦笑いしてたり
呆れてたり
純粋に笑ってたり……

最後に見つめた顔は凛々しい眉が少し下に下がって優しく微笑んだかと思ったら柔らかい唇がゆっくり重なってきた

いつもより長くてしっとり重なるキス

吸い付いては離れてをしながら
愛しい人を撫でるように髪を撫でられて
もう片方は背中を支えてくれて

気持ちのこもった行動でやっと意味がわかった

重なってた唇が離れると

「意味、わかった…?」

喋るだけの空間を作って松潤が優しく問いかけてくる

こく、と頷く俺の顔はさっきと同じように熱くて

「…俺も、好き……」

さっきも感じたドキドキの正体の答えを言葉にした

「…なんでおーちゃん笑ってんの?」

歪な関係だと思い込んでて
考えを放棄してた事(気持ち)が今更ながらわかって…

「だ、だって…ふふっ」

恥ずかしいとか、何やってたんだ俺、とか。
いろんな感情が湧いたら笑えてきて
4人が呆然と見る中、笑いが抑えられずに笑った

「おーのさんが壊れた?」
「違うわっ!そもそもなぁ、ちゃんと言葉にして言ってたらこんなことになってねーんだって!」
「悪かったよ、言った気でいたんだって」
「そうだよ、それに〜…態度でいっぱい示してたのにさ?それに気付かないおーのさんもおーのさんだよ」
「俺のせいにすんのかっ!」
「お、やんのかぁっ!?」
「おぅ、やったらぁ〜っ!」
「ちょ、おーちゃんやめてぇ〜っ」


開き直るニノに向けてやったお湯攻撃
照れ隠しで強くやったらそれ以上に強く返ってきて
やり合いっこしてたらみんなにかかって
結局5人ではしゃぐように掛け合いっこした


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