第21章 バズりNight!
- 大野 side -
ホテルの最上階の一室
仕事終わり、俺はメンバーの誰よりも早く着いていた
いつだったか、始まった俺たちの歪な関係
欲を解消するのに集まるようになったこの部屋に先着いた俺はどうしようかと広い部屋で1人立ち尽くしていると
ピロリン♪
ポケットの中のスマホが鳴った
グループLINEに相葉ちゃんからのメッセージ
『みんな〜、お疲れさま!もう先着いてたりする?俺もうすぐ終わるからすぐ行くね!くふふ…ハロウィンパーティー楽しみぃっ♡』
おっきな投げキッススタンプ付きで送られてきていた
ここでハロウィンパーティーをすると話が上がった時決まったコト
〝誰かに用意された服を着ること〟
俺は相葉ちゃんにそれを指定されてカバンに入れていた
まだ中身見てないからどんな服用意されたのかは知らないけど、マトモなやつではないことだけは薄々…感じてた
ここでするって言うんだもん、絶対エロいやつか、恥ずかしいやつに決まってるっ!
…どうしよう、服…
カバンから一応用意された服の入ったクラフト袋を取り出す
着てなかったら着てなかったで何されるかわかったもんじゃねーな…
「…仕方ない、腹括って着るか…」
ジャケットとカバンをソファに置いて、袋だけを持ってバスルームに向かう
ポイポイっと纏っている服を全部脱いで、大理石のでっかい風呂場に入る
熱めのシャワーを頭から浴びて、体を清めていく
今日は大野丸のロケだったから肌がベタベタするな〜…
ボディソープを手のひらで泡立てて、
体を隅々まで泡まみれにして
潮風を纏った肌を清めた