第19章 『あなたに夢中』
ナカに全部納まった潤くんのものはそれから激しく暴れまわって
優しく気遣ってくれてた潤くんは偽物かと思うほどに翻弄されて
声が枯れるまで、抱き潰された
脳の奥の奥まで痺れるほど、激しく愛されて
今まで俺から強請っていたのはなんだったのかと思うほどで
体は辛かったけど、やっと潤くんの全てを俺にぶつけてくれた気がして
満たされた心で微笑む頬を潤くんの手が触れていた感覚を感じながら俺は意識を手放した
⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑⁑
「…う、ぅ〜ん…」
「…カ、カズ…大丈夫、か……?」
目を覚ますと俺は彼の腕の中にすっぽり包まれるようになってて
嬉しくて体を擦り寄せる
「ん、へーき……」
「ごめんな…やっぱ、暴走しちゃって…」
「…いいよ、俺がそう仕向けたようなもんだし…」
ごそごそ腕の中で体勢を変えたら置きっ放しになってたバラが目に入って
「来年、カズの誕生日には俺からもバラ6本…プレゼントするね」
ギュって優しく背後から抱き締めてくれた
「それまで俺に夢中でいてくれる?」
「…当たり前じゃん…昨夜のでもっと夢中になっちゃったよ?俺…」
「え、ちょ…/////潤くん、あ、当たってるんですけどっ?」
「…当ててる♡」
「え、ぉ、わぁ…っ、んぁ、は…っ」
グチュ、と音がしてまたナカに熱いものが入ってくる
「ん、ぁ…っ、ずっと、夢中で、いて、ねっ?」
揺さぶられながらそういう俺に優しくキスをしてくれて
「素敵な誕生日をくれた恋人に、ずっと夢中でいる自信あるよっ…俺…」
お互いがお互いに夢中になって恋人の新しい一年を迎えた
- end -