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台風のちに快晴、そして虹 【気象系BL】

第18章 イケナイ教育




「あ〜…ぐるしい、腹一杯っ」


「ご、50個全部無くなった…」


…腹パンパンだぁ〜…手作り餃子最高〜!


「そ、そんなに美味しかった?」


「美味かった〜、智くん料理上手いね!」


「んふふ、そんなに褒めても何も出ないよ?」


片付けようと立ち上がる智くん


「あ、洗い物は俺やるよっ!智くんばっかりやってもらうと悪いからっ」


「そう?じゃあお願いしよっかな〜」


洗い物をシンクに運んで洗い始めると空が一瞬、明るくなった


ピシャーン…ゴロゴロゴロ…!


「うわっ!雷っ」


ソファに座ってた智くんが無言でクッションを抱き締めて体育座りしてる


1人何もやることなくて暇そう…?


「智くん、今のうちにお風呂入っておいでよ〜」


「え、あ、うん…じゃ、じゃあそうする…」


ゆっくり立ち上がったかと思うと駆け足で風呂場へと走っていく


…どうしたんだろ?


食器洗いを続けてるとまた雷が鳴る


さっきよりは小さく、ゴロゴロ鳴ってる


「近くに落ちたりしないといいんだけど…」


洗い終えて雨戸を閉めていく


閉め終えた時、ものすごい稲光りと雷鳴が響いた


「うわーっ!無理ぃいっ!」


叫び声と同時に背中に急に感じた感触


ぎゅーっと俺に抱きつく腕が見えた


「え、えっ!?智くんっ?」


「ご、ごめんっ!俺カミナリダメなんだよぉ〜…」


ぐいぐい体を寄せて背中に頭を擦り付けてくる


「ちょっ…と/////頭濡れたまんまじゃんっ」


智くんの腕の中で体を反転させるとビショビショの頭、首にタオル一枚だけあるパンツ一丁の智くんが目に飛び込んできて


「うぉっ/////服着てよぉっ」


離れようともがくけど力一杯抱き締められて逃げられない


「やだ…離れないでっ」


ウルウルの瞳で見上げられたかと思った時、また雷鳴が響いて電気が落ちた


「うわぁあっ!暗い〜っ!」


「ちょっと!智くん落ち着いて、大丈夫だからっ!」


腕の中でガタガタ震える智くんをギュって抱きしめ返すと太ももに不意に触れた硬いもの


「え、っと…」


ゆっくり視線を下ろすと智くんの下着の前が膨らんでて俺の太ももに触れてた


た、勃ってる…智くんのサトシクンが…


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