• テキストサイズ

台風のちに快晴、そして虹 【気象系BL】

第15章 gallant honey





1度目の熱を解放させてもまだ滾ったままの俺のものは一度も智のナカから出ることなく


何度も何度もナカを蹂躙し続けた


腰を抜かした智を俺の上に座らせて下から突き上げて


もう声にならない声の変わりにいやいや、と顔を横に振る智のお願いを聞いてやれる余裕なんて全くなくて


ただ俺が満足するまで可愛い智を愛し続けた





満足した頃にはもうすっかり日は暮れていて


白かったワンピースはどちらの汗だか白濁だかで少し霞(くす)んでしまっていた


ぐったり体を投げ出して眠る智の頬にかかる栗色の髪を梳いてやると
口角が上がったように見えて少し感じていた罪悪感が薄まった気がした


俺のお願いを初め嫌がっていたというのにここまで準備してくれて


俺の欲望を受け入れてくれる


なんて可愛らしくて甲斐甲斐しい人だろう


愛しくてたまらない……


規則的に息をする唇にキスを落とすとゆっくり開かれた瞳


「……大丈夫、か…?」


「…………腰痛い」


「…ごめん」


「…ベタベタする」


「………ご、ごめん」


「綺麗にして」


「えっ?」


「お風呂…入れて俺のこと綺麗にしてっ…」


「あ、はいっ」


腰がふにゃふにゃの智を支えて脱衣所に連れて行って
湯船をはってる間にカツラを取ったり、服を脱がせたり
なかなかそういうことを人にやったことがないから時間かかりながらやる俺を見て智がクスクスと笑った


「んふふ…っ…かずが頑張って俺のこと世話してる…」


「そりゃ…するだろ」


だってこんなに体ガッタガタになるまでしたの俺だもん


なんとか脱がし終えたら湯船が張り終わった音が鳴って
シャワーでさっと智の体を流しながらボディーソープを泡立てて
前のめりに項垂れるようになった背中にその泡をあてて洗い始めた時


「ねぇ、あのショーツはさ…スタイリストさんが用意したとかじゃない、よね?」


ふと頭に残っていた気になった事を聞いてみる


俺の言葉が聞こえてないのか何も反応がなくて
それかお怒りで口にしたくないのかなんなのかわかんないでいた俺はただひたすら智の体を綺麗にした


全体綺麗にし終えて俺も体を洗い終えると2人して湯船に浸かる


目の前にある智の背中がゆっくり俺に背を預けたかと思うと智が徐ろに口を開いた

/ 474ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp