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〖 IDOLiSH7 〗 なないろパレット

第15章 shine of the palm


百「そのドラマの続きがオレたちの映画に続くんだよね!」

千「そうね・・・でも僕は、そっちにも愛聖が出てくれたら嬉しいんだけど?だってほら、一応の設定では僕の部下にもあたる役柄だったんだし?・・・って事で、どう?」

『どう?って言われても、それは私が決める事じゃないから』

百「じゃあオレが決める!」

千「いやいや、僕が決める」

『2人に決定権はありません!』

まるで今度のようなやり取りに、観客席からワッと笑いが起きる。

今日はまたもNEXT Re:valeの収録で、トークに花を咲かせてる。

専ら話題の中心は、私と二階堂さんが共演していたドラマの事で、それが先日撮り終えた事でRe:valeの映画へと続く・・・という匂わせを含めた話を繰り広げていた。

百「でもさ、まさかあんな展開になるとはオレたちも分かんなかったよね?」

千「そうそう。僕も驚いたよ・・・愛聖のお色気ヌードシーンがあったとか」

『脱いでませんから!って、あ、脱いだかな?脱がなかったかな??』

「「 えっ?!どっち?! 」」

そしてまた、ドワッと笑いが起きてしまう。

『どっちにしてもいいでしょ?それがお仕事なんだから』

ね?と笑いながら2人に返せば・・・

百「ダメよそんなの!お母さんは許しません!」

千「お父さんだって許しません!」

『またそれ?!』

千も百ちゃんもいつものノリで夫婦漫才を繰り広げ、そこに私が加わってしまうと、どうも私が子供役に回ってしまうというオチになる。

観客席の笑いの嵐が収まるのを見て、千が私を見る。

千「そう言えば、そろそろ愛聖のレコーディング始まるよね?」

『え?あ、そうだね』

百「マジで?オレ超楽しみ!やっと情報解禁ってヤツだね!ねぇ、みんな聞いて!これから始まるレコーディングはさ、なんと作詞はマリーで、作曲はユキなんだよ!夢のコラボレーション!!」

ニッコニコで観客席に向けて話す百ちゃんに、お客さんたちからも拍手が上がる。

千「思えば愛聖の指導は大変だったなぁ・・・ぽよぽよの腹筋を割るところとか」

『ちょっと!私そんなにぽよぽよしてなかったでしょ?!』

しみじみと思い出話のように言う千に間髪入れずに言えば、百ちゃんもそうだよ!と笑いながら会話に混ざってくる。


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