• テキストサイズ

【進撃の巨人】先輩と後輩 ※番外編

第2章  キス魔


 兵士達にもたまには息抜きが必要だということで、調査兵団内で宴会が催されることとなった。とは言え、振る舞われるのは兵団内で醸造された安価なブドウ酒だ。

「今日は無礼講だ。みんな、思い切りやってくれ~!」

 普段の真面目な顔はどこへやら。満面の笑みでエルヴィンが乾杯の音頭を取った。
 リヴァイ班の面々と、、ハンジ、エレンも、エルヴィンと同じテーブルについていた。
 リヴァイの隣は、もちろんである。彼女はもともと酒にあまり強くないため、普段はほとんど酒を飲まない。 だが今日は、

「班長、お疲れ様です!」

 と、部下達が次々と酒をつぎにくるので、ついつい飲み過ぎてしまった。
 宴会が始まって一時間もする頃には、は耳まで真っ赤にしてテーブルに突っ伏してしまっていた。
 その横ではリヴァイがため息をつく。

「強くねぇくせに、無理しやがって…」

 そう言って、自分の上着をの背にかけてやった。机に突っ伏したは静かに寝息を立てている。酔って眠ってしまったようだった。

/ 43ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp