• テキストサイズ

A3!  亡き友との誓い

第1章 出逢い×事件



 
[臣side]
 
 
 
桜が連れ去られた倉庫の前まで来た時
中から叫び声が聞こえた。  
 
 
その瞬間那智と共にドアを開け放った…
 
 
そこに広がっていた光景に
俺の中の何かが切れた気がした―…
 
 

那智『桜!!』
 
臣『お前ら桜から離れろ!!』
 
 
 
桜『那智くん…臣くん…』
 
 

その後俺達は暴れた。
怒りを爆発させて…

 

気付けば全て終わっていた…

那智が“後は任せて桜に付いててやってくれ”
と言われ俺は桜の所へ向かった。
 
 
桜は押さえつけられた時のものか
服はかなり汚れ髪も乱れ下を向いて震えていた。
 
 
 
臣『桜…?』
 

 
俺が名前を呼ぶと肩がピクッとなって
ゆっくりと顔をあげる…
 


桜『臣…くん?』
 
 
 
気付けば俺はアイツを…
桜を抱きしめて泣いていた。
 
 

臣『ごめん…』

 
桜『どうして臣くんが謝るの…?』
 

臣『俺達がお前を…こんな…』
 
 
 
殴られたのか頬は少し腫れ唇に血が滲んでいた。
その頬に俺は手を添えて俺は謝り続けた…
 
 
桜『もう謝らないで…?臣くん達は私を助けてくれた…だから大丈夫(ニコ)』
 
 
 
そう言って笑った桜は
今にも壊れてしまいそうで…
俺は再び桜を抱きしめた。

/ 31ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp