第7章 「合体!ゴーバスターオー」
ただ今ヒロム、リュウジ、ヨーコは戦闘シュミレーション中
ゴーバスターオーへの合体、コンバインオペレーションの訓練が始まったのだ
しかし今回も失敗
『みんなお疲れ様でした』
もうこれで20回目になる
みんなは司令室に戻ってきた
黒木「ヒロム。ゴーバスターオーへの合体はエースがメインだ。お前ができなきゃ話しにならん」
ヒロム「すいません…」
ヨーコ「不思議だな…。ヒロムの腕ならあれくらい簡単にできるでしょ?」
ヒロム「合体だけならね…。けど…敵に攻撃されながらだし…一旦戦闘から離脱して、合体してから行けば…」
ゴリサキ「それは無理だ!」
ニック・ウサダ「うぉぅっ!」
ゴリサキ「あっ…ごめん。メカ担当として言わせてもらえば、ゴーバスターオーはエネトロンを大量に使うから、長く合体してられないんだ。離脱してる余裕はない」
黒木「コンバインオペレーションは…敵前で合体するための防御シフトだ。わずかな遅れが命取りとなりうる。ヒロム、お前のコンマ何秒かの遅れが…失敗の原因だ」
ヒロム「…はい。訓練を続けます」
リュウジ「いくらやっても無駄だと思うよ?」
ヒロム「………理由は?」
リュウジ「…ま、お前が天才パイロットだからかな」
ウサダ「ちょーっと待って!天才はヨーコ何ですけど!そこちゃんとわかってよ!」
ニック「黙れニンジン!」
ウサダ「ウサダの名前はレタスだよっ!!」
ネココ「はぁ…」
ヒロムはただリュウジを見つめていた
ゴーバスターズの基地は、頭脳となる司令室を中心に
各部所や居住区が置かれ、バスターマシンなど各格納庫は
万が一に備えて大きく分散して置かれている
ヨーコ「リュウさん、ちょっといじわるじゃない?」
リュウジ「ん?何が?」
ヨーコ「ヒロムが上手くできない理由、わかってるなら教えてあげればいいのに」
ウサダ「これが後輩いびりってやつですかぁ~?」
ゴリサキ「え?リュウジはそんなことしない!」
リュウジ「教えたからってどうにかなる問題じゃないの。ヒロムが自分で答えを見つけないと…。それでも上手くいくかどうか…」
『(リュウジさんはわかってるんだ…。ヒロムくんは頑固だからなぁ…)』