第50章 覚悟と選択
エンター《あなたの仲間が倒されるところを見ててください》
『そんなわけ…ない…っ!!』
エンター《見ていればわかります》
そこには増えた繭のようなもの
そしてヒロムたちが乗っているバスターマシンが
『みんなお願い…勝って…!戦いを…終わらせて…っ』
大きくて激しい揺れが生じる
みんなが戦っている
なのに私は…エンターに力を送っている源…
『あれ…?』
ヒロムたちは目立った攻撃をしない
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!
『う…っ…く…っ』
もう体に力は入らない
映像を見るとそこは見慣れた場所
『そこは…』
格納庫
ヒロムたちはエンターの乗るメガゾードを押さえつける
ヒロムたちはエンターごと亜空間へ行く作戦を立てていた
エンターはそれに気づき、格納庫で暴れだす
は触手から逃れようと残った力で踏ん張る
『離して…!!』
エンター《ムダなことですよ、ピンクバスター。その触手からは逃れられません。そんなことをすると…データになるのが早まりますよ?》
は腕を見た
腕はもう肘から先はなくなっていた
『え…』
エンター《ここでデータとなってもいいんですよ…?》
『…っ』
ヒロムたちがエンターごと亜空間に行くことには成功した
しかしヒロムたちは激しい衝撃で気絶していた
『みんな…?』
エンター《ボンジュール、なつかしき亜空間。が、ここに用はありません。すぐに戻りましょう》