第6章 「キケンな熱暴走!」
ヨーコ「これ…修理して使うの?」
リュウジ「まさか。ヴァグラスの情報が入ってないか調べるの」
前回戦ったメガゾードを格納庫で調べていた
ヒロム「また動き出す危険はないんですかね?」
森下「その心配はないと思います。現状は、人間で言うなら脳みそが空っぽ。ただの人形です。ヴァグラスのメガゾードはこの空っぽの人形、祖体が元になってるんです。現在確認できているのは3種類、便宜上、α(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)と呼ぶことにしました」
ニックはガンマのフィギュアを持った
ニック「こいつは相当強いぜ。俺たちも危なかった」
ウサダ「ニックがそうだったからって、ウサダたちもそうとは限らないよ~!」
ニック「あっはは~!冗談はこの耳だけにしとけっ!!」
ウサダ「冗談かどうかはそのうちわかるよっ!!」
ゴリサキ「喧嘩はダメだよ~!」
ネココ「はぁ…」
ヒロム「確かに…これをシャットダウンするのは簡単じゃない」
ヨーコ「あれ?珍しく弱気だね」
ヒロム「戦ってわかったただの事実」
ヨーコ「そんなことない。あれだよ。事実は小説より奇なり」
ガクッ…
ヒロム「それ使い方違うと思うけど」
ヨーコ「え?」
リュウジ「まぁ…言いたいことはわかる」
『あはは…』
黒木「今回の特命を伝える」
みんなは黒木の前に集まった
黒木「エネトロンタンクを破壊された西沢地区に…エネルギー管理局からエネトロンを援助する。ケーブル復旧までの臨時用として1500t、かなりの量だ。ヴァグラスが狙ってくる可能性がある。カーゴ108を護衛しろ」
「「「『了解』」」」
ヒロムはバイク、ヨーコとはリュウジの運転する車に乗った
~♪~♪~♪~
『はい』
森下《中尾区、W-024ポイントでエネトロン異常消費反応です》
仲村《敵メガゾード転送反応確認。タイプα(アルファ)です。転送完了時間計算中》
『わかりました』
ヒロムはトラックにヴァグラスのことを伝えた