第44章 決意のクリスマス
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オルゴールの音色が聞こえた
黒木「ヒロムのメットの中に流れている音だ」
森下「このオルゴールは…」
仲村「13年前の…クリスマスプレゼント…」
仲村「ヒロムくん…怒らないためにワザと悲しい気持ちに…」
黒木「いや…。今のヒロムには…あれはもう悲しみの象徴じゃない…」
ヒロムはメタロイドから攻撃を受け続けた
エンター《ノンノンノン…!怒りを抑えるのは結構…。ですが…強さまで捨ててどうする気です。失望しましたよ、レッドバスター》
ドォン!!
ヒロム《うわっ…!!》
『ヒロムくん…!』
ヒロム《エンター…。お前は2つ間違えた。1つ、人を強くするのは…う…っ…怒りだけじゃない…》
エンター《ウィ。愛、悲しみ、エトセトラ。が、怒りもその1つでは。で、もう1つの間違いとは?》
ヒロム《それは…今日を選んだこと!誰かを…何かを大切に思う日…!》
リュウジ《俺たちが希望を託された…》
ヨーコ《大切な日…!》
ヒロム《俺たちはこのクリスマスに…》
《《《負けるわけにはいかない!!》》》
メタロイドの攻撃を受け止めたヒロム
ヒロム《お前の剣は見切った!!》
メタロイド《まさか…それを見極めるために…!!《今まで…大人しく…!!》
ヒロムはメタロイドの隙を突き、致命傷を与えた
そしてライオーブラスターでトドメを刺した
しかしカードはエンターが奪い取ってしまった
ヒロム《エンター!!》
エンター《このカードは捨てがたいので》
エンターの持っていたカードは触手がさらった
その触手の出所はメガゾード・ゼータだった
ゼータはカードを取り込み、またパワーアップしてしまった
そしてエンターを掴み
握りつぶした
『!!』
エンターはゼータの手の中にはもういなかった
『いや…』
そしてゼータは街ごとバスターマシンを吹っ飛ばしたのだった
『嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!!』