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特命戦隊ゴーバスターズ

第31章 メサイアシャットダウン




マサト《特命部、基地のマーカーキャッチ!…転送…開始》

「「「了解!発進!」」」

4人は亜空間を見ながら地上へ戻って行った

そのときのヨーコの顔は先ほどよりも優しい顔つきになっていた

『(ヨーコちゃん…?)』

眩しい光がモニターに降り注いだ

そこには仲村、森下、黒木が待っていてくれた

仲村「お帰りなさい!」

森下「お疲れ様でした!」

ヒロム「ただいま!」

ニック「はいカットー!」

ゴリサキ「リュウジ、お疲れ様」

は屋上から出た

ヒロム「(…?)」

屋上の階段を降りると

ネココ「」

『ネココ…』

ネココ「どうした?元気ないけど…。メサイアをシャットダウンしたんだろ?」

『うん…ヒロムくんたちがね…』

ネココ「…」

『情けない…。何もできなかった…。何のために行ったのか…』

はうずくまった

『悔しいよ…っ』

ヒロム「」

『…っ』

ヒロム「何泣いてんだよ」

『…………』

は走って逃げようとした

しかしその腕を掴れる

『…っ』

は必死に顔を下に向ける

辺りを見るがネココがいない

『(あいつ逃げたな~…!!)』

ヒロム「」

『…何?』

ヒロム「顔上げろよ」

『嫌』

ヒロム「上げろ」

『嫌だってば…』

ヒロムはを引き寄せた

『!』

ヒロム「…泣くなよ」

『え…』

ヒロム「が泣くと…俺が困る」

『な、何でよ…』

ヒロム「…さぁ」

『さぁって…』

ヒロム「……………」

『…ありがと。大丈夫だから』

ヒロム「もう少し」

『え…?』

ヒロム「もう少し…このままで…」

『ヒロムくん…?』

ヒロムはを抱きしめたまま階段に座った

『(そっか…泣きたいのはヒロムくんたちだよね…なのに私…)』

はヒロムの背中に腕を回した

そしてもヒロムを抱きしめるのだった


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