第24章 意志を継ぐ者
ガクンッ
『あ…』
マサト「ちゃん!!」
倒れるギリギリのところで陣が支えた
『あり…がと…う…ございま…す…』
マサト「人形(ドール)化か…どこか陰に…」
『私は…い、いので…早く…』
マサト「バカ、ほっとけるわけないだろ!」
陣はを物陰に置き、戦闘に加わった
『ハァ…ハァ…』
その後、ヨーコがメタロイドの急所を攻撃し、磁力を奪った
そして復活したみんなでメタロイドの削除を完了した
『よい…しょ…』
ニック「おい、大丈夫か!?」
『大丈夫大丈夫…』
ニック「まだフラフラじゃないか。ほら、掴まれ」
『ありがと…ニック』
みんなはメガゾードを倒しに向かった
―――――
コンコンッ
『はい…?』
マサト「おーれ。入っていい?」
『あ、はい』
の部屋に陣が尋ねてきた
マサト「あれ、ネココはいないの?」
『はい。今は整備員たちのところに』
マサト「あぁ、整備員たちの管理してんだっけ」
『はい』
マサト「…体…大丈夫なのか?」
『はい。もう動きます』
マサト「それはよかった。悪いな、無茶させて」
『いえいえ。エスケイプの銃撃戦は私にしかできませんから』
マサト「すごい自信だな」
『射撃は誰にも負けませんよ?』
マサト「……………」
『…?陣さん…?』
マサト「ちゃんもそっくりだな…」
『え…』
マサト「母親に」
『…………』
は目を逸らした
マサト「どうしてそんなに…」
『わからないんです…!!最初は恨んでました…でも…だんだん…よくわからなくなってきて…何が正しくて…何が間違ってるのか…わからない…』
の瞳から涙が零れる
マサト「ちゃん…」
陣はの涙を指で拭った
マサト「ちゃんはどこまでしってるんだ…?」
『どこまでって…』
マサト「お前の母親は…」
『エンターに殺されたんですよね…?』
マサト「え…?」
『えって…違うんですか…?』
マサト「いや…」
『…?』
マサト「…恨むなよ。両親を」
陣はそう言って部屋を出た
『どういう…こと…?』