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*スーツを着た狼*【R18】

第12章 初めて見る恋人の表情





数回軽く腰を揺すられただけなのに、イったばかりで敏感になっている私の体には強過ぎる刺激。


「先輩っ…、待って…」

「…分かったよ……少し苛め過ぎたからな」

「んっ…」

チュッチュッと顔中にキスの雨を降らせてくる彼。
目が合えばフッと優しく微笑んでくれる。


「お前の中…最初の時よりずっと俺のモノに馴染んできてる…」

「…え……?」

「お前自身は分かんないかもしれねーけど……ちゃんと俺の形覚えて、心地良く締め付けてくるっつーの?」

「っ…」

改めてそう言われると何だか恥ずかしい。
まるで自分の体が、どんどん彼に開発されているみたいで…


「…もっと俺にお前のイイとこ教えて?」

「ぁっ…!」

少しだけ腰を引いた彼が、ズンッと奥を突いてくる。
そしてそのまま小刻みに腰を揺すってきた。


「ぁっ…ぁんっ…!」

「奥っ…気持ちイイ…?」

「ぁっ、ぁっ…それだめ…っ…」

奥を擦られる感覚が堪らない。
先端の太い部分が、ちょうど私のイイ所を刺激してくる。


「…嫌なら止めるけど?」

「っ…」

そんな言い方ズルい…
私の気持ち、ホントはちゃんと解ってるくせに…

全身で彼の体を抱き締める。
両腕は彼の背中に…両脚は彼の腰に絡ませて…


「ぁっ、ぁんっ……やめないで…?」

「ッ…、お前可愛過ぎ…っ」

「んんっ…」

唇を重ねてきた彼が律動のスピードを上げる。
私も必死になってそのキスに応えた。
厭らしく絡み合う唾液の音…
繋がっている部分からは、止めどなく溢れる私の蜜の音が響いて…

(こんなに気持ちのイイH…、すぐイっちゃう…っ)

さっきイったばかりなのに、また絶頂の波が押し寄せてくる。
でももう少し我慢しなきゃ……先輩にだってもっと気持ち良くなってほしい…


「先輩っ…、待って下さい…」

「っ…、どうした?」

「そ、その…私が上になってもいいですか…?」

「……、」

我ながらずいぶん大胆な事を言ってしまった。
当然彼も驚いていたが、その表情はすぐに嬉しそうなものへと変わる。


「…何?今日はお前がサービスしてくれんの?」

「ぅ……は、はい…」

正直あまり自信は無いけれど。
いつも私ばかり気持ち良くしてもらっているから…



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