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あの柚子の実がなる頃に。

第2章 同室のあのコ。(颯side)


翌朝。

俺が起きると柚子稀ちゃんはすでにどこかに行っていて、病室には俺一人だった。

朝飯が運ばれてきて、一人で寂しく飯を食う。
あの子は飯くわねえのか・・・?




しばらくすると昨日も来てた親友達が来た。
暇だな。こいつら。



「おぉーい、颯ェ~!!!!!」

まじうるせぇ。



「なに・・・(怒)」


ちょっと機嫌悪い俺(笑)



「あれぇ~!?昨日のあの子は~?俺ら、あの子に会いに来たのぉ~!!」


俺にじゃないんかい!!

と内心突っこみながら答えてやる。
俺優しいから?

「俺が朝起きたらいなかった。
朝飯も食ってねえみてえだし。

ま、病院の中探したら?」

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