第5章 エプロンは浮気の合図
「桃浜とキスしていいのはオレだけだ」
そのまま唇を重ねられた。
チュウッチュウッと、吸い付くようなキス。から、舌を割り入れられて、どんどん深くなっていく。
「んっ…伊豆くん、ハァ…飲んで…」
私は口内の唾液を伊豆くんに流し込んだ。伊豆くんの喉がゴクリと鳴る。
「ふふ…ご飯は伊豆くんが作ってくれたから。私からのデザートだよ」
なんて、ちょっとバカっぽかったかな。
でも伊豆くんは嬉しそうに笑うと
「もっとデザートくれよ」
と私の服を脱がせ始めた。
いつもならご飯の前にシャワーを浴びてパジャマに着替えるんだけど、今日は伊豆くんのご飯が冷めないうちにと、先にご飯を食べたからまだ仕事着のままだ。
カーディガンのボタンは、普段私が着ているパジャマのそれより小さくて繊細で。伊豆くんは外すのに少し手間取っていた。
「じれったいな…なんだコレ…。早く…」
「破いたら怒るからね」
「わかってる」
カーディガンを開けるとブラウス、ブラウスの下にキャミ、その更に下にブラジャーがあることがわかると、「何枚着てるんだ!?」と伊豆くんは呆れたように言った。
ブラウスのボタンをなんとか全部開けきった後は、もう我慢できない、とキャミとブラを無理やり上にずり上げられた。
「桃浜のおっぱい…ぷるぷるして、オレを誘うんだ。エロいおっぱいしてる」
「ん…フフ。おっぱいが、伊豆くんに食べて欲しいって言ってるから」
「じゃあ、いただきます」
伊豆くんは大きく口を開いてむしゃぶりついた。