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幸せは君と【文スト】
第4章 「久しぶり」
中也side
無機質な音が部屋に鳴り響いた。
──ったく、今は遠征中だっての。忙しいんだからまた今度…って、
そこまで考え、中也の思考が停止した。
ディスプレイに表示されたのは4年前に行方不明となった同僚の名前。
同時に不愉快な相棒の顔も浮かんできたが、それは後回しだ。
慌てて通話ボタンを押す。
「な、菜生!?」
電話の向こうにいる人物は、クスクスと笑った。
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