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幸せは君と【文スト】
第3章 懸賞金
菜生side
──なんて高額な懸賞金…。
芥川の言葉に、菜生は驚愕した。
敦たちが危ないからと、治と様子を見に行ったら之である。
後輩にあたる敦に、懸賞金が掛かっているのだと目の前の男は云う。
「敦くんは渡さないよ、芥」
菜生が芥川を睨むと、芥川はにこりともせず云う。
「僕は芥川です。いい加減に省略は止めてください──元幹部補佐官の、菜生さん」
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