• テキストサイズ

幸せは君と【文スト】

第11章 取り戻せ




敦side



菜生は組合にいる。


太宰と、漸く白状した乱歩によってその言葉は告げられた。


「乱歩さんは、菜生に口止めされていたんですよね?」

「その通りだよ。社員の誰にも話すなって云われていたんだ、罪悪感を持って欲しくないからって」


──組合に、菜生さんが…


元々懸賞金を掛けられていたのは自分だ。


何故菜生が──と思うも、乱歩は首を横に振った。


「敦君、勘違いしちゃ駄目だよ。君の所為じゃない。菜生と組合団長は、元々知り合いだったんだ」


──え?



/ 45ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp