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幸せは君と【文スト】

第8章 犠牲精神



数日前──菜生side



組合が来てから、此方側──探偵社の劣勢が続いている。

未だ死人が出ていない事だけを見れば幸いだが、これからどうなるかは解らない。


──仕方ない。電話番号、変わっていないと良いけど…


菜生は、数年間使っていなかった古い番号を呼び起こした。


プルルルルルル。



無機質な電話音が鳴り、数秒して、カチャリと応対する音が続いた。



「ナナセか。久し振りだな」




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