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幸せは君と【文スト】

第4章 「久しぶり」



菜生の話すところに拠ると、人虎の安全を確保しに行ったところに芥川が居合わせたという事らしい。

さぞかし芥川は大怪我しただろうと思うも、戦うことはしなかったようだ。
ポートマフィアを抜けてから、菜生は随分と丸くなったらしい。

菜生が抜けた事を思うと、如何しても不愉快な同僚の顔が脳裏をちらつくが、それは仕方の無い事だと中也は思う。

「スマン、今ちと忙しいんだ。また掛け直す」

はいはい、と菜生は笑った。
此方の考えはお見通しらしい。

それが面白くなくて、中也はち、と舌打ちをした。

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