第11章 噂の行方
あっという間に部屋に着くと、ベッドの上に優しく下ろして服を剥ぎ取る。
「キョウカさん、言い忘れてましたけど俺リザさんとキスしてませんよ」
膨らみに唇を落とし、強く吸いついた。
赤紫色の小さなシルシが胸に咲く。
そのシルシを見つめれば幸福感で満たされる。
この人は俺のモノなんだ。
「やっぱ凄ぇ満たされる」
シルシに気を良くし、何度も花を咲かす。
胸元に無数の花を咲かせた時、キョウカさんに止められた。
「私もつけたい」
「はい、喜んで」
胸でも首でも、あなたなら好きなところに。
俺の服を脱がせると、胸元に唇を宛てるキョウカさん。
強く吸われ、ピリッとした小さな痛みが胸に走る。
「ついた」
ニッコリと満足そうに笑い、つけたばかりのシルシを指で撫でた。
「おそろい」
「そんな可愛いこと言って...歯止め効かなくなりますよ」
「良いよ。
好きなように抱いて」
首元に手を回され、キスされる。
理性なんてもんはもうとっくになくて、本能のままにキョウカさんを求め、貪り喰った。
「あぁっ、あっ、やぁぁ、深い...っあ...」
キョウカさんを四つん這いにさせ、後ろから自身を挿入させた。
そして挿入させると同時に奥を突き、大きさに慣れる時間を与えなかった。
「奥、好きでしょう?」
「あっ、ん、すきぃ...」
顔が見れねぇのが惜しい。
「やぁぁ...奥...奥...」
「奥がどうしたんですか?」
自分の果てが近いのも知りながら、それを隠すように口を開く。
「おくっ...好きぃ...もっとして...」