第5章 秘密
「可愛い…」
「だろ?…だって…」
「違いますよ…僕の…」
微かに聞こえる2人の声がだんだん聴こえてくる
「っ…は…」
「あ?起きた?俺の可愛い彼女」
「違います。僕の可愛い彼女です。」
そんな2人に見つめられるがキョンとんとする真琴
「へ…どうして…?」
「もー先輩覚えてないんですか!僕達にされてるのに」
「え…され、た?」
「あーそんな所も愛おしいね。俺達2人と昨日エッチしたんだよ」
「…え…?!」
「覚えてないんですか?本当に」
真琴はコクっとうなずく
「まーあれだけ酔ってたからね。」
「先輩、他の男にそんなことされてたらどうするんでふか…」
「そんなこと!こんなことないわよ!」
「で、俺とこの新人。どっちが良かった?」
唐突の久遠からの質問に戸惑う真琴
「え…いや、そんな…!急すぎます!」
「でも、先輩が決めないと僕達…」
「私と小湊さん付き合ってるし…」
「でも、お前心変わりしそうになってるんだって?」
「え?!…べ、別にそんな…」
「あれ?僕に相談してきたでしょ?」
「あ、いや…その…」
「ほら、どっちなの?」
2人から迫られどう答えるべきかを悩む真琴
「あ…その、すぐには…」
「へぇ…じゃまたしなきゃ分かんない?」
久遠は笑顔をで真琴の頭を撫でながら言う
「そうじゃ…」
「じゃあ先輩が決められるまでずっと3Pだよ?」
「え…でもそれって…あの…」
「ん?浮気って言いたいの?」
久遠に顔を近づけられドキッとする
「俺達は別に浮気だと思ってないよ。」
「まだセフレの段階ですよ」
昨日の気まずい雰囲気からこの場面に至るまで酔っていてあまり記憶のない真琴にとっては2人が何を言っているのか理解出来ないでいた