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目に見えぬもの
第13章 再生
淀みが褪せて、朽ちた色が戻ってきた。
緑の山は少しずつ呼吸を始め、碧い海はうねり、鷹は空を舞う。
かつてそうであったように、あちこちで石ころ1つから復興が始まり、火の光が夜を照らした。
人間が代替わりをするのに比例して、いくつもの建物が私を裂きながら伸びてくる。
車が宙を走り回り、ロケットを打ち上げて外の世界への探索も始まった。
静かだった世界は、あっという間に音で満ちた。
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