第33章 鬼ススキが泣く夜は
妖界にも夏の季節がやってきた。
ノア
『美菜ちゃん…凄い暑いね💦
大丈夫〜?(;´д`)』
最近、夏バテ気味のノアくん。
仕事が終わると
庭の川に足を突っ込んで寝そべっている時間が長くなった。
美菜
「私は大丈夫ですよ(*´ω`*)
人間界の夏よりは凄く涼しいし…」
常に真っ暗なせいもあるけど、
暑いといっても26度前後だから
そんなにしんどくはない。
ノア
『ほんとー?
羨ましいなぁ〜( ◠‿◠ )イライラする』
(うわっ:(;゙゚'ω゚'):イライラノアくん…)
千助
「こらこら、美菜に八つ当たりするなって。
腹に子供が居るんだぞ。」
ノア
『もうっ!美菜ちゃんは、
子供と俺…どっちが大切なの!?ಠ_ಠ』
美菜
「えっ?(;´д`)それは…」
千助
「ほらっ!絡むな!絡むな!!」
千助さんは私の肩に手をおくと、
さり気なく家の中へ戻ってと誘導する。
ノア
『あー、暑ッ…』
私はイライラノアくんを放置して、
家の中へ戻った。