第26章 妖界No. 1
すると……
(ん?)
末吉
「ゲホッ!!ゴホッ!!!」
"ベチャ…ベチャ……"
末吉が今食べた丸鳥の肉を床に吐いた。
美菜
「だっ、大丈夫!!??」
やはりコックローチさんの事を気にして、
食べ物が喉を通らないのかと…
千助さんと私が末吉に駆け寄り背中をさする。
千助
「おいっ!末吉大丈夫か!?」
美菜
「お水…飲んで?」
末吉
「ハァーハァーハァー…んっ…ハァーハァーハァー」
末吉くんは私達の声が聞こえないのか、
前足で持って食べていた丸鳥を眺めている。
千助
「その鳥がどうした?」