第26章 妖界No. 1
コックローチさんが死んで、
自分のせいだと少しだけ落ち込んでる末吉くんの為に、
千助さんの奢りで夕食は外食になった。
千助
「今日は俺の奢りだ!遠慮しないで食えよ!」
妖界No. 1の"鶏肉"専門店に来ている。
神無
「ありがとうございます!!」
神無くんはノアくんと"縁"が繋がったので、
どことなく元気に見える。
ノア
『マジで?うーんじゃあ…俺はレッドアイで💜』
(あっ、そっか。ノアくんて滅多に固形物食べないもんね。)
末吉
「千助さん…
この薄汚いポクに、
こんなに素晴らしい食事の場を与えていただき
大変恐縮ですが……もう我慢できません……
千助さん、ありがとう!
コックローチ先輩、さようなら!
いただきまーす!!!」
末吉くんはいつも通り、
わざとらしいセリフを吐き終えると
"むしゃむしゃと丸鳥の唐揚げ"を食べ始めた。