第22章 ノアさんの
【隣の部屋】
美菜
「見たかったような見たくなかったような…
ヴァンパイア ってどうやって吸血するんですかね!?千助さん!
首筋舐めてたってことは…首をカプッって感じですかね?」
私は、
なんだか興奮しちゃって千助さんに話しかける。
千助
「はぁ…いい?美菜。
ノアのことよく分からないだろうからな…
良い機会だから教えてやる。
ちょっとそこ座りな。」
千助さんは、
畳の上に敷かれている座布団を指差す。
美菜
「はい。」
"パフッ"
私は座布団に座った。
千助
「…そーいや…美菜は、
ノアがヴァンパイア だって知ってたんだな。」
美菜
「…なんとなく…ですけど。」
千助
「純なヴァンパイア じゃないってことは知ってるか?」
美菜
「え?…それは……」
千助さんは、
天井を眺めながら話をはじめる。