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インソムニア.
第2章 薄紅色
どのくらい経ったのか分からない…
私は泣き疲れ、頭上の屋根が抜け落ちた場所から、
星の輝きを…見つめていた。
美菜
「こんな時でも…星は綺麗なんだね……」
星…
虫の音…
痺れる足の痛みが、
何度も落ちそうになる私の意識を繋ぎとめてしまう…
(こんなに辛いなら…早く死にたい…)
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